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人間禅での修行を実社会でどう生かしているのか。変化の激しい日々の暮らしの中で、どのように平穏な心を保つ精進を心掛けているのか。未熟ながら修行中の者が考えてみました。我々が日々学んでいる文献等については、「人間禅」のホームページをご参照ください。https://ningenzen.org
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坐禅の仕方

「坐禅の仕方」(荻窪ブログ)

 

いよいよ緊急事態宣言が発令されました。

外出自粛、テレワーク、飲食店8時まで・・・

毎日、コロナのニュースばかり見ていると、どんどん不安が増すばかりです。

こんな時こそ、座禅が効果的です。

実は、道庵居士が、家にいて坐禅を始めたいがやり方がわからない・・・そんな声に応えるために、下記のとおり、坐禅の仕方を説明してくださいました!

イラストもついてます。

とてもわかりやすく、初めての方でも、これを読めば、ご自宅でも坐禅できます。

よかったら、周りの方々にもお勧めください。            香 水  

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坐禅のやり方(臨済宗のスタイルです。)

 

新型コロナ感染症の拡大により、やむなくお家にこもらなければならない方も増えていると思いますが、皆様お元気にお過ごしでしょうか?過ごしでしょうか?

こんな時に少しでもお役に立てばと思い、坐禅のやり方をご紹介します。

 

不安感をやわらげたい

心を落ちつけたい

ヒマでヒマでしょうがない

集中力をつけたい

この機会に今までやってなかった事に挑戦したい

→といっても道具を買いに行くわけにもいかない

無になりたい

というかご家族や同居人から無になってほしいと思われている

 

などなど、これに限らず色んな方にオススメです♪

 

 

●道具(座具)

まず座布団を用意します。といってもウチには無いよ、という方はお布団や毛布などで代用してください。ただ、僕は適当な硬い台に毛布をかぶせて座っていたら座骨が圧迫されて痛くなったので、代用するにしても布など軟らかい物を重ねて使った方がよろしいと思います。

脚を組まずにイスに座ってやるというのもアリです。

ただ、僕も自宅で座るようになって始めは適当な毛布とかで代用していたのですが、やはりちゃんとした座布団を購入して座ったほうが具合が良いです。(無印良品で55×59cmのを買いました。https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4548718599165)

曹洞宗では丸い坐禅用の座布団を使うそうで、それを愛用する方もいらっしゃいます。

基本は座布団を2枚用意して、1枚敷いた上に2つ折りをもう1枚重ね、その上にお尻を載せます。僕もそうなのですが、身長や体の固さで高さは変わります。これで低い場合はその上にもう1枚平らに重ね、それでも低ければ2つに折って重ねます。

座布団の高さの基準は、自分で座ってみてバランスよく安定できる高さです。

低く座っていてどうも不安定だったのが、ちょうど良い高さにすると、おっ!ココが安定する!となるポイントがあるはずです。その高さが正解です。

また、服装はゆったりした服でどうぞ。ジーンズとか固い素材のパンツはやりにくいです。

●脚の組み方

坐禅の座り方は「あぐら」じゃないんです。仏像みたいに脚を組んで座ります。

脚の正式な組み方は「結跏趺坐(けっかふざ)」というもので、右のふとももに左の足を上げ、左のももに右の足をあげます。

ただ僕もそうなのですが、脚が硬くて曲がらない場合は「半跏府座(はんかふざ)」といってどちらか片方の足をももの上に上げます。右、左どちらの上にのせるかで集中できる感じも変わってくるので試してみてください。それでも足が固くてももまで上がらなければ、無理せず楽な位置に足を置いてください。痛がるのが目的ではないので。

また組んだ脚の脇が不安定なら、そこにも座布団を差し込んで楽な座り方になってください。

脚が固くて組めないなら、正座した脚の間に2つ折りの座布団を挟む日本座というやり方もあります。それでもきつければ、イスに座るのもアリです。

あくまで坐禅は苦行ではありませんので、長時間楽に座れるスタイルを探してみてください。

●手の形

手は「法界定印(ほっかいじょういん)」という形を作ります。

右手の上に左の手を重ね、親指を触れるか触れないかぐらいにつけて(ギュっと押し付けない)卵のような形を作ります。

これをおへその下、組んだ脚の上においてください。

これで背筋を伸ばして顎を引きます。

この格好で前後左右に体をゆらしてみてください。力を抜いて安定できる場所が正しい位置です。長く座ってるとだんだん背中が丸まってきやすくなりますが、この時背骨を伸ばすだけではなく、お尻が後ろに寝てきていないか確認してみてください。むしろお尻、つまり骨盤を立てると背筋もシャンとします。

目の位置
目はつぶらず、1mほど前方に視線を落とします。目をつぶると寝てしまいますので注意。
よく「半眼(はんがん)」といいますが、無理に半分だけ目を開けようとしなくても視線をそこに置くようにすれば自然にそういう感じの目になります。
僕は初めて坐禅に参加したとき、1m先の床をガン見してしまい座り終わったらえらく肩が凝ってしまったのですが、視線を自分に引き込むようにしたら、そうならなくなりました。
僕が教わったのは臨済宗のやり方ですが、曹洞宗では壁に向かって座るそうでそれも良いと思います。
呼吸
息は鼻で呼吸します。腹式呼吸ができればその方が良いと思うのですが、かといって意識しすぎると不自然な呼吸になってしまいますので、あくまで身体に任せた自然な呼吸で。
ちなみに故中曽根康弘も坐禅をしていたそうで、インタビューで「お尻の下に1000メーターの井戸があって、底から空気を背骨を通して頭まで吸い上げる。それをまた1000メーターの井戸の戻すということを、想念で静かに深呼吸でやる。」と語っております。
www.ne.jp/asahi/hiruta/photo/7-7gall.htm

 

 

●数息観(すそくかん)

さて坐禅では「無念無想」といって何も考えない、何も思い浮かばない無の境地に至るのを目指すわけですが、人間何も考えないというのは非常に難しいもので、最初からこれはまずムリです。無心になろうとしても、次から次から何か思い浮かべてしまう。雑念というヤツですね。

そのため、臨済宗のやり方では徐々に段階を踏んでいきます。

いきなり無を目指すのではなく、まず頭の中で自分の息を数えることだけに集中します。

「ひとつ、ふたつ、みっつ」と数えるなら「ひと〜」で息を吸って「〜つ」で吐く。次に「ふた〜」で吸って「〜つ」で吐く。これを繰り返して100まで数えます。100までいったらまた1〜100まで数える、これを繰り返します。

途中で数がわからなくなってしまったら、また1から数えなおしましょう。

ポイントは「数を数えるのではなく、呼吸する息を数える」ということ。やってみると全然感覚が違います。

間違えずに繰り返し100まで数えられるようになったら、次の段階は1〜10まで数えるのを繰り返します。ただし、ちょっとでも雑念が浮かんだら1に戻ってやり直し。それもできるようになったら1〜9、8と減らしていって1,1,1と数える。

そして最後には息を数える事すら止める。このように段階を踏んで無念無想に至るのですが、まあ〜〜〜〜難しい。まずは間違わず100まで数えられるようになりましょう。

 

でも息を数えていても雑念は浮かんでしまう。これはしょうがない事です。

大事なのは「二念をつがない」ということ。

たとえば「奥さんが帰ってきた音がした。→今日の晩御飯はなんだろ?→昨日食べたアレうまかったな・・・」と、人間はひとつ何か思い浮かぶとそのまま連想を続けてしまうものです。

ここで「奥さんが帰ってきた音がした」ら、そこでスパッと切ってそれ以降は考えない。

自分が連想してるな、と気づいたらそこで切る。

これが大事です。

座る時間
正式な坐禅では一柱香と言って、お香が1本燃え尽きる時間約45分が基準です。
最初に合掌して一礼、45分座って終わりに合掌して一礼します。
また、座ってるうちに足が痛くなってきて組み替えたり、ど〜〜しても鼻がかゆくなってかいたしまったりして姿勢を崩す時や、人に呼ばれたりして中断するときは一度合掌します。
道場では毎日毎日145分は座りなさいと指導されるのですが、初心者が45分座り続けるのはきついと思います。
まず息を100まで数えてみるとか、10分、30分座ってみるとか休憩も入れながら続けてみると良いと思います。
自分の気分が不安定だな、と思ったらほんの少しの時間座るだけでも気分が落ち着くのでお勧めです。

参考になれば幸いです。 道 庵  (東京荻窪支部)  

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posted by ただいま禅の修行中 | 10:48 | 東京荻窪支部 | comments(3) | - |
コメント
毎日少しづつから、始めます
2020/05/02 23:04 by 大村 裕一
素晴らしい心がけ!継続は力なり
2020/05/04 04:27 by 張替剣外
判りやすい坐禅入門の手引きですね。ありがとうございました。合掌 春潭
2020/05/05 13:44 by 雄浄 丸川
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