父の死

  • 2020.01.15 Wednesday
  • 04:15

父が息を引き取った

肌の色や表情には何の変化も見られないが

ピクリとも動かず

恐らく意識もない

コンセントの外れた電化製品のようだ

 

生命エネルギーが注入されなくとも

この身体も

やがて因果の流れにより

宇宙の中に同化してゆくのだろう

 

一方、今も

生命エネルギーが注入されている

私の身体も因果の流れの中にある

 

生命エネルギーは

この眼や耳などの五官を使い

意識を生じさせ

私(?)をどのように動かそうとしているのだろう

 

それは心耳を澄ますしかない

この世に存在するものの

あらゆる動きの兆候を感じ

この世に存在するものの一つとして

あらゆる動きと一つになって流れて行く

 

この身体に繋がれた

コンセントの先に何があるのかはわからないが

注入されている

生命エネルギーを濁すことなく

一瞬一瞬を宇宙に投入する

 

その精進の先に生死を超えた何かを

見出せるかも

 

日峰(東京荻窪支部

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