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人間禅での修行を実社会でどう生かしているのか。変化の激しい日々の暮らしの中で、どのように平穏な心を保つ精進を心掛けているのか。未熟ながら修行中の者が考えてみました。我々が日々学んでいる文献等については、「人間禅」のホームページをご参照ください。https://ningenzen.org
一陶会と禅林さん

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中央支部の同好会に陶芸の「一陶会」がある。

15年前に発足した。

発起人は道友の、櫻井禅林さん。

彼は茶道に興味を持ち、道友の片野慈啓さんに弟子入りした。

慈啓さんは老大師の奥様、珠月様に有楽流の薫陶を受けられた。


有楽流では茶道具に自作の物を使う習わしがあり、老大師にも珠月様にも茶碗、茶杓ほか素晴らしい遺作が沢山ある。

そこで、禅林さんは自作の茶碗作りを発心し、道友の陶芸家、山下祖牛さんにご指導を仰ぐこととし、賛同者を募った。

それに乗ったのが私を含め道友及びその家族、約10名。

祖牛さんの陶芸の号「一歩」から一字貰って「一陶会」が発足した。

以来、月一回の会が続いている。現在、道友以外の参加者も多い。

 

その禅林さんが多くの病と闘われて、3月に亡くなられた。

一つ病気を乗り越える度に、聞いたのは「禅をやっていて本当に良かった。これで救われてきた。」との言葉であった。
私は禅林さんと一緒に人間禅に入会し、とても懇意にして頂いた。本当に淋しい。

 

 

 

彼から頂いた茶碗が写真Aである。

彼は沢山の抹茶茶碗を作られた。

ところで、禅林さんが盛んに誉めてくれた私の茶碗が写真Bである。

つい先日、その茶碗の上から物を落として粉々にしてしまった。

返す返すも残念で仕方ないが、きっと禅林さんのもとへ行ったに違いないと思っている。

 

木村桃雲(中央支部) #陶芸

 

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