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人間禅での修行を実社会でどう生かしているのか。変化の激しい日々の暮らしの中で、どのように平穏な心を保つ精進を心掛けているのか。未熟ながら修行中の者が考えてみました。我々が日々学んでいる文献等については、「人間禅」のホームページをご参照ください。https://ningenzen.org
旱梅雨割れ目に農夫佇みて 蓮舟|四季折々(14)

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旱梅雨割れ目に農夫佇みて  江口 蓮舟

 

梅雨の雨、夏の日照、気温など、農作業は自然に左右される難しい仕事だ。

一つでも不調であれば、収穫に影響する。

雨の降るべき梅雨の時期、日照りが続き、地割れが生じるほどで、米作りには最も大切な田植えが出来ない。

田の地割れをじっと見て立ちつくす農夫。

「佇む」で、これから先どうすべきかと心配、思案している姿を表した。

これは同時に作者の優しい視線でもある。

(「俳林」18号より)

 

飯田幽水(中央支部) #俳句

posted by ただいま禅の修行中 | 14:00 | 中央支部 | comments(0) | - |
落ち椿春日の局の思い程 慈啓|四季折々(13)

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 文京区麟祥院にて

落ち椿春日の局の思い程   片野 慈啓

 

麟祥院には、家光の乳母、春日局の墓があり、椿の寺でもある。

彼女は、家光の将軍就任後、権勢をふるい、実力者となったが、墓は、上部に穴を穿ち、「政道を見守り、直していけるよう、黄泉からも見通せるように」という遺言(思い)を形にしている。

作者は、椿が、庭一面、ぽたりぽたりと落ちているのを見て、政道を死後まで見守りたいという思いに、実力者の寂しさを感じたのだ。

見学した墓と椿を、即座に結び付けた句だ。

(「俳林」17号より)

 

飯田幽水(中央支部) #俳句

posted by ただいま禅の修行中 | 18:00 | 中央支部 | comments(0) | - |
春の宴新婦の父の絶句かな 寶州|四季折々(12)

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春の宴新婦の父の絶句かな  久木田寶州

 

春の陽気の中、華やかな結婚披露宴の最後の一コマ。

締めくくりの場で、新婦の父親が親族代表として、出席者への感謝と新郎新婦への支援お願いの挨拶をした。

宴会では、それまで脇役に徹してきた父親だが、やはり一言述べるとなると、娘が結婚する喜びと共に、娘を送り出す親の思いが一気に込み上げ、感極まって言葉が詰まってしまった。

喜びと寂しさの混み入った気持ちだ。

作者の父親への同感と、暖かいまなざしが滲む。 

(「俳林」17号より)

 

飯田幽水(中央支部) #俳句

posted by ただいま禅の修行中 | 09:00 | 中央支部 | comments(0) | - |
江戸川土手散歩 〜菜の花〜

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コロナ自粛で身体がなまってはいけないと、

お天気の良い日は1万歩をメドに江戸川の土手まで往復することにしています。

3月10日ごろ矢切近くの土手の斜面には菜の花が咲き始めたばかり。

まだ蕾があったので、摘んで帰って、夕餉のおひたしにしました。

程よい辛みのしまりのよい味でした。

一合のお酒のあてにピッタリ!!

(お恥ずかしい話、この時点では食い意地が勝って、菜の花がきれいとは気が付いていませんでした)

 

江戸川土手 菜の花(土手上)

 

江戸川土手 菜の花(土手中腹)

 

3月21日病院の帰りに、お天気が良いので家まで歩いて帰ることにしました。

街中は避けたいので江戸川の土手に出て帰ろうと旧葛飾橋まで行くと、

土手の斜面一面に菜の花が咲いていました。

確かめてはいませんが、観光用に種をまいたのかと思わせる分量でした。

菜の花土手が約1kmにわたって続くのです。

いつも歩いている新葛飾橋より下流の土手では、こんな圧巻は見たことがありませんでした。

 

  土手覆ふ菜の花明り遠筑波   竜穏

 

  (中央支部) #俳句

posted by | 17:43 | 中央支部 | comments(0) | - |