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人間禅での修行を実社会でどう生かしているのか。変化の激しい日々の暮らしの中で、どのように平穏な心を保つ精進を心掛けているのか。未熟ながら修行中の者が考えてみました。我々が日々学んでいる文献等については、「人間禅」のホームページをご参照ください。https://ningenzen.org
江戸川土手散歩2 〜青田〜

菜の花のはなしを書いてから4か月たってしまいました。

この間、週2回のペースでお天気を見ながら散歩をしてきました。

 

4月にはキャベツ畠で雉の親子をよく見かけました。

私の好きな歌舞伎「鈴ヶ森」ご存知白井権八と幡随院長兵衛のやりとりの中に「雉も鳴かずば打たれまいに」というセリフがありますが、鳴き声で居場所が知れてしまうのです。

 

  雉の子の泣かず逃げ込むキャベツ畠

 

 

5月の連休中、道場の草取りをやってちょっと休んでいる間に、田植えが終わっていました。

水の張られた田んぼ風景もよいものです。

 

6月中頃、畠の道端に枇杷が熟しておりました、小さな実でしたが二つほどいただいて

夕食後のデザートに、程よい酸味と甘みに加え野性味があり美味でした。

(※写真を撮る前に食べてしまいました。)

 

  夕散歩届くところに枇杷熟れる

 

8月10日立秋を過ぎて初めて行ってみると田んぼでは稲が穂を出して黄ばみ始めていました。

 

  秋立つ日黄ばみ始めたる青田かな

 

季節の移ろいを感じながら、鼻歌交じり、駄句づくり、汗だくだくの1時間半は至福の時間です。

 

中央支部 大谷竜穏 #俳句

 

posted by ただいま禅の修行中 | 11:00 | 中央支部 | comments(0) | - |
結願は旅程絞りぬ麦の秋 温雄|四季折々(15)

結願は旅程絞りぬ麦の秋  井内 温雄

 

全行程千キロを超える四国八十八か所巡礼での句である。

一度では到底回り切れないから、何回かに分ける。

今までは「先は長い。」とばかり多少緩みがあったかもしれない。

しかし今回は違う。

行き残したお寺をすべて回りきる旅だ。

そこで、道筋、日程をギュッと絞り込み、念入りに計画を立てた。

「絞りぬ」で結願を迎える強い気持ちを表した。

麦の収穫のように、大きな功徳があるに違いない。

(「俳林」14号より)

 

飯田幽水(中央支部) #俳句

 

posted by ただいま禅の修行中 | 15:00 | 中央支部 | comments(0) | - |
俳句を嗜む!

人間禅には、「坐忘会」という俳句の会がある。

私は、これまで俳句を嗜んだ経験はないが1年半ほど前から時々投句をしている。

俳句をはじめると、季節や旬の食べ物、草花、ちょっとした人の仕草に興味を持つようになる。

開催は、毎月1回で兼題(季語)が3つ用意されている。
開催日が近づくと、投句する7句を作るのに格闘する。
暇さえあれば、俳句を考えているが頭の中は堂々巡り…
推敲は、家内にもお願いし夫婦会議。家内は、なかなかセンスがよい。臨場感がない、意味が伝わらない、などとアドバイスをくれる。
開催日ギリギリに7句完成。さて、結果は?
これはイケると思っていた句が選ばれなかったり、いまひとつと思っていた句が選ばれたりで面白い。

 

さて、恥ずかしながら自薦の自作ベスト5は以下の通り。
(一面の…の句は、自宅のカレンダーを見ながら考えた。)
初詣 団子屋女将 腕まくり
一面の 菜の花ゆらす 小川かな
薪能 下天の夢と 唄えしか
サルトルに 栞はさみし 青すだれ
最果てと 詠まれし街の 寒き夜
 
光舟記 中央支部 #俳句
posted by ただいま禅の修行中 | 17:00 | 中央支部 | comments(0) | - |
旱梅雨割れ目に農夫佇みて 蓮舟|四季折々(14)

旱梅雨割れ目に農夫佇みて  江口 蓮舟

 

梅雨の雨、夏の日照、気温など、農作業は自然に左右される難しい仕事だ。

一つでも不調であれば、収穫に影響する。

雨の降るべき梅雨の時期、日照りが続き、地割れが生じるほどで、米作りには最も大切な田植えが出来ない。

田の地割れをじっと見て立ちつくす農夫。

「佇む」で、これから先どうすべきかと心配、思案している姿を表した。

これは同時に作者の優しい視線でもある。

(「俳林」18号より)

 

飯田幽水(中央支部) #俳句

posted by ただいま禅の修行中 | 14:00 | 中央支部 | comments(0) | - |
落ち椿春日の局の思い程 慈啓|四季折々(13)

 文京区麟祥院にて

落ち椿春日の局の思い程   片野 慈啓

 

麟祥院には、家光の乳母、春日局の墓があり、椿の寺でもある。

彼女は、家光の将軍就任後、権勢をふるい、実力者となったが、墓は、上部に穴を穿ち、「政道を見守り、直していけるよう、黄泉からも見通せるように」という遺言(思い)を形にしている。

作者は、椿が、庭一面、ぽたりぽたりと落ちているのを見て、政道を死後まで見守りたいという思いに、実力者の寂しさを感じたのだ。

見学した墓と椿を、即座に結び付けた句だ。

(「俳林」17号より)

 

飯田幽水(中央支部) #俳句

posted by ただいま禅の修行中 | 18:00 | 中央支部 | comments(0) | - |
春の宴新婦の父の絶句かな 寶州|四季折々(12)

春の宴新婦の父の絶句かな  久木田寶州

 

春の陽気の中、華やかな結婚披露宴の最後の一コマ。

締めくくりの場で、新婦の父親が親族代表として、出席者への感謝と新郎新婦への支援お願いの挨拶をした。

宴会では、それまで脇役に徹してきた父親だが、やはり一言述べるとなると、娘が結婚する喜びと共に、娘を送り出す親の思いが一気に込み上げ、感極まって言葉が詰まってしまった。

喜びと寂しさの混み入った気持ちだ。

作者の父親への同感と、暖かいまなざしが滲む。 

(「俳林」17号より)

 

飯田幽水(中央支部) #俳句

posted by ただいま禅の修行中 | 09:00 | 中央支部 | comments(0) | - |
江戸川土手散歩 〜菜の花〜

コロナ自粛で身体がなまってはいけないと、

お天気の良い日は1万歩をメドに江戸川の土手まで往復することにしています。

3月10日ごろ矢切近くの土手の斜面には菜の花が咲き始めたばかり。

まだ蕾があったので、摘んで帰って、夕餉のおひたしにしました。

程よい辛みのしまりのよい味でした。

一合のお酒のあてにピッタリ!!

(お恥ずかしい話、この時点では食い意地が勝って、菜の花がきれいとは気が付いていませんでした)

 

江戸川土手 菜の花(土手上)

 

江戸川土手 菜の花(土手中腹)

 

3月21日病院の帰りに、お天気が良いので家まで歩いて帰ることにしました。

街中は避けたいので江戸川の土手に出て帰ろうと旧葛飾橋まで行くと、

土手の斜面一面に菜の花が咲いていました。

確かめてはいませんが、観光用に種をまいたのかと思わせる分量でした。

菜の花土手が約1kmにわたって続くのです。

いつも歩いている新葛飾橋より下流の土手では、こんな圧巻は見たことがありませんでした。

 

  土手覆ふ菜の花明り遠筑波   竜穏

 

  (中央支部) #俳句

posted by | 17:43 | 中央支部 | comments(0) | - |